改・スパイクブラザーズ(Pスタン)
お久しぶりです。聖徳です。
スパイクについての記事を投稿するのは、WGP2018以来となり、その間には「プレミアムコレクション2019」や「The Raging Tactics」と2度の強化が入りました。そこで、前回の構築(詳しくは下記記事をご覧ください)が色々と変更になり、新しいデッキができた為、紹介したいと思います。
この記事で語る内容としましては
♦デッキレシピ
♦基本的な動かし方
♦各カードの採用理由
♦各クランで意識すること
以上になります。スパイクを分からない方でも充分に理解のいく記事に仕上げようと思いますので、最後まで目を通してもらえると幸いです。
♦デッキレシピ
トリガーについては前回の構築と変更点はないです。ちなみに、写真は 有名最強Pスタ責任者 かちまた氏 のものをお借りしています。(この構築でWGP2019 大阪地区ベスト8でした)
G4
2×撃墜帝王 ヴァイオレンス・エース
1×暴走凶鬼 ヘルハード・エイト
1×神の手 グッドエンド・ドラッガー
1×幽闇の原初竜 フォルミード
2×ヒートエレメント メランドル
1×エアーエレメント シブリーズ
3×妨害王 テリブル・ライナス
2×堅牢障壁 ヘカトンギュエス
1×エアーエレメント ラクトーム
1×ライトエレメント アグリーム
1×ミクスドエレメント コオルバーン
G3
4×バッドエンド・ドラッガー(新)
4×ジェリー・ビーンズ
1×ジャガーノート・マキシマム(新)
G2
4×デトネイト・バーレル
3×スパイク・バウンサー(新)
1×ダッドリー・モンティ
G1
4×ビッグブロー・テッド
3×ワンダー・ボーイ(新)
2×アクロバット・ベルディ
2×レインエレメンタル ティア
1×ダッドリー・ダン
1×ライトエレメンタル ホノリー
G0
3×メカ・トレーナー(新)
1×シャドウエレメンタル ビックン
4×【引】チアガール・マリリン(新)
4×【引】陽気なリンクス(新)
1×【醒】デビル・ウォッチ
♦基本的な動かし方
Pスタンのスパイクブラザーズの殆どがGB8まで到達し、ヘルハード・エイトでキルしにいきます。目指すところは前回と変わりません。GB8までの到達方法も上記のブログで詳しく記載してありますので、回し方を分からない方がいましたら、そちらを読み理解してから読み進めていただくことをお勧めします。大前提としては、初回は必ずいただき(シブリーズ含め)、序盤相手への余計なダメージは与えず、相手の初回超越までに、治を最低3枚抱える必要があります。
では、前回の構築とどのように変わったかと言うと、それは
この三枚です。
まずは2枚同時に説明していきます。
まず、神の手 グッドエンド・ドラッガーですが、「The Raging Tactics」の強化により、バッドエンド・ドラッガーがギフト持ちになって帰ってきました。グッドエンドはハーツがバッドエンドなら、アタック終了時に山札から好きなG3を2枚選択し、一枚を空いているRにコールし、残りをVにレストで置くカードです。ここで、2枚のうち1枚はギフトを持っているG3を選択し、ライドするようにしましょう。そうすることで、初回超越でギフトを2枚も獲得できます。前までは初回超越の選択肢がメランドルしかなかったのですが、バッドエンドの強化により、選択肢が増えました。*グッドエンドは相手のVアタック終了時なので、相手のVにアタックする必要があるので気を付けましょう。
次に、デトネイト・バーレルです。このカードはGB8ターンに大いに活躍してくれるカードです。前回の構築は、スパイクバウンサーのスペリオルコールと、アタック終了時の1ドローを使い回し、手札を減らさず連パンする動きでしたが、それに加えて手札を減らさず連パンできるようになりました。
①ヘルハード・エイトのコストで手札にあるデトネイト・バーレルをソウルに入れデトネイト・バーレル用のコストを用意しておきます。(1枚手札に用意できなかった場合は、G2の時にライドしたり、スパイクバウンサーでデトネイト・バーレルが見えたらコールし、ヘルハード・エイトの効果でソウルにしまったりと色々あります)
②山札からスパイクバウンサー、ティアが切れたら、デトネイト・バーレルをコールします。
③デトネイト・バーレルでアタックする時、同名ソウルブラスト1を支払い1ドローしつつ+10000され、ギフトとヘルハードの+10000込みで単体で40k~50K出せます。
④山札のデトネイト・バーレルがいなくなったら、ワンダーボーイorビッグブローテッドをコールし、墓地のデトネイト・バーレルを山札に戻します。
⑤ワンダーボーイとビッグブローテッドが山札からいなくなるまで、この一連の動きを続けます。
この動きは手札1枚からでも20パンぐらいは続けることができるので、Vがアタックする前に山札が切れることがよくあります。殴る際を気を付けましょう。
*あくまで基本的な動かし方ですので、どのクランにもこの動き方が通用するわけではないということは覚えておいてください。現環境では、動き方は様々です。
♦各カードの採用理由
前回紹介したカードについては省かせてもらいます。
~Gユニット~
〇撃墜帝王 ヴァイオレンス・エース
「プレミアムコレクション2019」にて収録されたどうしようもないカードです。なんでこんなによ〇わ〇いのか理解できませんでした。ですが、このカードの良さに気づいてしまいました。注目すべき箇所は1つ目の効果の1行目から2行目です。
【起】【(V)】【ターン1回】:【コスト】[【カウンターブラスト】(1),Gゾーンを1枚表にする]ことで、あなたの表のGゾーンと同じ枚数引き...
メインフェイズ中に、gゾーンを表替えすことができ、尚且つ表のgゾーン分ドローできる点です。これにより、相手を殴ることなく、gゾーンを表替えせて、手札補充できます。点数を与えてはいけない相手に対面したときは、メランドルではなく、このユニットに乗りましょう。
〇神の手 グッドエンド・ドラッガー
先ほど紹介しましたが、初回超越でギフトを2枚重ねることができる優れものです。ですが、今の環境にはあまり適していません。なぜなら、相手のVにアタックしなければいけないことです。点数を与えても構わない相手と直面した時はこのユニットに超越しましょう。
〇幽闇の原初竜 フォルミード
このデッキは、可能な限りフォースを重ねることでキルターンの質が高まります。なので、乗り直し用のG3を確保しつつ、超越コストも確保となると厳しい場面が多々あります。原初竜に超越できれば、これ以降超越コストを確保しなくてよくなるので、幾分か楽になります。ゴルパラ等のリアをたくさん展開してきた相手の打開策にもなるので、今回採用しました。おまけ効果のソウルチャージ5が死ぬほどいらないです。
~メインデッキ~
〇バッドエンド・ドラッガー
グッドエンドとのかみ合いがよく、ライドされると横にコールされるので、GB8用のコストも確保できます。手札に引きすぎてしまった、コンボパーツ(優先的にはG1)をバッドエンドのアタック時効果で山札に返すことが出来るのも評価できる点です。どうでもいいアタックを☆を付けて殴ることができ、ガードを強要することができます。
〇デトネイト・バーレル
スパイクバウンサー同様にヘルハード・エイトとの嚙み合わせが良すぎます。使ってみると分かりますが、バグってます。このデッキの要だと思ってます。
〇ビッグブロー・テッド
ワンダーボーイとは違い、戻せるカードはG2以上です。ですがパンプ値がこちらの方が高いです。スタンダードとは違い、トリガーを戻すことはあまりないので、ワンダーボーイより優先されます。
~不採用になったカード~
ジェリービーンズからアクセスできるメイソンですが、今の環境は0点止めをする対面がほとんどです。なので、相手のVへのアタックが必須となるメイソンは惜しくも不採用となりました。デスフラグはメイソンの効果でコールし、バッドエンドに安定してライドできる優れものですが、上記の通り、相手のVにアタックすることが少ないため、こちらも不採用となりました。
以前の構築では、大活躍だったゲイリーですが、こちらのユニットも、Vへのアタックを必要とするため、終盤に活躍できるG1に枠を割きました。
〇☆トリガー
以前も検討していた☆トリガーですが、☆トリガーを採用する目的として、「ガード値確保」であり、それ以外の役割はありません。序盤の攻撃を凌ぐために最初から引いていないといけないカードであり、ダメトリした時のうま味がほとんどない。それに、こちらのV単騎のアタックでうっかり☆トリが捲れた時等を考えるといりません。相手のクランが何かわかっていない以上確定で手札に残しておくカードではありません。スパイクはもっとマリガンで優先して残すカードがあるので邪魔なカードになってしまいます。結局ダメトリ0枚だったら☆が手元にあったところで守れないのだから、下振れをケアできる引トリを減らしてまで入れるカードではないです。
♦各クランで意識すること(回し方)
*この記事は2019年10月26日に書いたものです。「The Mysterious Fortune」の発売前となっております。「神羅創星」までのカードプールで語っていますので今回は新弾については触れないこととします。
ーネオネクー
一番厄介な相手です。先ほどから記述していた「0点止め」をする対象となるクランです。グリンカトリーナはカウンターを使わないから点止めする必要がないと思う方もいると思いますが、恐れるべきユニットが2体います。それは、イルミンスールと、メイデン・オブ・グラジオラスです。イルミンスールは序盤に使われるとパワーを上げた上にドローしてきます。それ以上に厄介なのが、グラジオラスです。CB1与えるとグリンカトリーナのターンに1パン増えます。さすがに治を4枚抱えていても耐えれません。なので、序盤は展開してきたリアをVでどつき、こちらのVが相手のVにとどいてしまう時はドローゴーします。序盤相手が捲る☆の数やこちらのダメトリ次第にはなってしまいます。勝率は5割程度です。
ーメガコロー
イチキシマと同様にGガーディアンを封じてくるオリカ筆頭のg4グレドーラが脅威のクランです。研究当初はかなりきつい対面だと思っていましたが、このクランも0点止めすれば、なにもできないので、「0点止め」をする対象となるクランです。1点でも与えてしまうと終わりなので、メガコロだけはなにがなんでも与えないようにしましょう。
ーゴルパラー
(旧)キルフ制限により、使い手によって構築のムラの激しいクランです。このクランの一般的な目指すところは、先行を取ったならエイゼルスペライを決め、ワンダーエイゼルでRを増やしつつドローし、最終的にはウルティマで沈める。とは言え無駄に点数を与えると、スピアクロスに超越されたり厄介なので、0点止めとは言いませんが、リアを出してきたなら優先的にリアをどつくべきだと思います。
ーシャドパラー
モルフェッサを頑張って耐えましょう。
ーかげろうー
かげろうへの明確な回答として、ダッドリー・ダンがいます。このユニットのおかげで、コンボが止まらなくなります。ダッドリー・ダンはジェリービーンズやメカトレでサーチ可能な点も評価できます。配置としては、V裏にダッドリー・ダン、前列にリア2体用意できれば大丈夫です。ダムジッドに超越してきたなら、初回のアタックにgガーディアンをすべてぶつけ、スタンド後のアタックに完ガかビックン当てれば終わりです。0点止めの必要のないクランです。
ーたちかぜー
ネピロスターンに頑張ってダメトリを1枚乗せましょう。序盤点数を与えすぎると、リトルティラノやヘビーアルゼンで連パンされるのでダメージの与えすぎには注意しましょう。
ーぬばたまー
選抜制限のかけられたクランですが、まだ息をしています。主流なのが、ジャミョウ選抜からのドラクマやムジンロード堕獄からのコクシガラスのコンボをされてしまうので、このクランは「0点止め」の対象となるクランです。ジャミョウで残す4枚は治×3の超越コスト×1の計4枚で大丈夫です。
ーダクイレー
最強オリカ、デモナスが厄介なので、「0点止め」の対象となるクランです。点あげなければ何もしてこないので大人しいクランです。
ーペイルー
アリスとレスリーの連パンが強力なクランです。cbを必要としないダークロード・プリンセスも厄介です。点数を与えすぎると連パンしてくるので最低でも1~2点で抑えましょう。ホノリーは意味ないので考えないようにしましょう。
ーリンクー
どちからの前列のRが空いていれば問題ありません。1~2点で抑えましょう。フリーズレイでてきたら速攻諦めて、トイレにでも用足しすることをお勧めします。
ーグレネー
マーナガルム・アウルムでドライブ増やし、星が乗ったライノスをクレヨンタイガー等でスタンドさせ連パンしたり、ライノス&モノキュラス&ゾーアだったり戦い方が様々なクランです。ですが、序盤の点数を控え、治3枚抱えておけばゾーアも簡単に耐えられます。
以上のように、基本戦術をまず理解した上でどのクランには0点止めをすべきで、初回超越はどのユニットにするか考える必要があります。難しそうに聞こえますが、覚えておくべきことを覚えていれば、とても簡単です。それなのに、スパイクの使用率が増えないのが理解できません。ブシロードの公式大会なんかは、使用率の低いクラン握れば、一敗しても確定上がりだから戦術としてスパイクはありですよ。安いし。つい先日大阪地区も終わり、次は仙台地区です。その他にもまだまだ地区大会は残っています。握るクラン迷ってる人がいたら今すぐ作りましょう。以後のWGPでスパイクのシェア率が少しでも上がればな~と切に願っています。
Pスタンダードはスタンダードと違いどのクランにも必ず苦手対面が存在します。特に今の環境はそうだと思っています。どのクラン握ろうとも苦手対面が存在しているのでいい意味でデッキ選択の時点で読みあいが発生していて面白いですよね。
今回これでも要所要所でしか書けていないので、うまく伝わっているかが不安です。上記にないクランについてもお答えしますので、気になることがありましたら遠慮なく聖徳(@syoutoku64)までご質問ください。
最後に・・・
ネオネクとグレネ雑に強化してんじゃねえぞ、ゴラァ#